BRD-Dual slideの性能試験

1) 図-1にBRD-Dual slideの模型を示します。
落橋防止装置の強度が過大とならないように,上限強度が規定されている
低降伏点鋼(リンク参照)を用います。

巻き立てコンクリートがストッパーの役割をします。

左右のストッパーの後方がスライド区間となります。

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                 図-1 BRD-Dual slideの模型

2) 図-2に大規模載荷試験の状況を示します。人物と比較すると規模がわかります。


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         図-2 大規模載荷試験

3) 図-3に低降伏点鋼周辺部の拡大図を示します。

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           図-3 低降伏点鋼周辺部の拡大図


4) 図-4に荷重ー変位曲線を示します。最大荷重は設計荷重を10%超えただけで抑えられています。
低降伏点鋼は上限強度が規定されているからです。
また降伏後十分なじん性も確保されています。
これにより2016年熊本地震で発生した落橋防止装置の取付け部が破損することはありません。

ネクスコ設計要領に準拠しています。


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         図-4 BRD-Dual slideの荷重ー変位曲線