④ 非線形要素
1)道路橋示方書(平成14年3月)には代表的な構造部材の
非線形履歴特性が記載されております。
例えば
鉄筋コンクリート橋脚(Takedaモデル)
鋼製橋脚(コンクリート充填)
2)直接積分法による時刻歴非線形解析では運動方程式(1)における
を橋梁部材の応答に応じて変化させます。
3)既設橋梁に直接積分法を適用し,どの部材が塑性化するか把握します。
その際,塑性化する可能性がある部材には非線形要素を組み込みます。
塑性化するのに線形要素を設定すると塑性化する部材を見逃します。
4) 構造部材が塑性化すると地震終了後残留変形が発生します。
残留変形は塑性化していない部材まで影響を及ぼします。
地震後橋梁の使用状態が著しく低下します。
制震装置を取り付けて構造部材は塑性化しないように耐震補強設計します。
残留変形が弾性部材に及ぼす影響は以下のリンクを参照してください。