②BRD落橋防止装置の特徴
1) PC
鋼より線などの上限強度に規定のない可撓性の落橋防止装置
(
図
A
)では、
右側の連結
部で
落橋防止装置が機能した場合、隣接する桁が引きずられ、支承が損壊し、
落橋する可能性
が
あります
(
図
B)
。
2) また、遊間が十分でなく、左側の桁が隣接する桁に衝突した場合、落橋防止は
たわみますので、
隣接する桁が押し出され、支承が損壊し、落橋する可能性があります
(
図
C)
。
3) BRD
ダンパーを落橋防止装置として用いると(図
D
)、座屈拘束低降伏点鋼により、
引張、圧縮とも上限値が規定されており、かつ降伏後十分な延性があるので、隣接する桁に
被害を及ぼしません。また大きな減衰機能により、桁の応答変位も著しく低減します。